ハワイの物件を売るときにかかる費用の目安:仲介手数料、譲渡税、エスクロー、源泉(FIRPTA・HARPTA)、手取りの計算
ハワイの物件を売るときは、仲介手数料、州の譲渡税、エスクローとタイトルの費用、管理組合の書類の費用などがかかり、外国人の売主には連邦と州の源泉徴収が行われます。費用の項目と目安、源泉と申告による精算、手取りの計算のしかたを整理します。
執筆 編集部

この記事で出てくる言葉
| 言葉 | ざっくりいうと |
|---|---|
| 譲渡税(コンベイアンス・タックス) | ハワイ州の不動産の移転にかかる税。売主が払う慣行 |
| FIRPTA | 外国人の売主への連邦の源泉徴収(詳しく) |
| HARPTA | 州外の売主へのハワイ州の源泉徴収 |
| エスクロー | 決済を扱う中立の第三者(詳しく) |
先に結論
- 主な費用は、仲介手数料、州の譲渡税、エスクロー・タイトルの費用、管理組合の書類の費用。
- 外国人の売主には、**FIRPTA(売却価格の15%など)とHARPTA(売却価格の7.25%)**の源泉が行われる。翌年の申告で精算する。
- 手取りは、売却価格 − 費用 − ローン残高 − 源泉。源泉の分は、申告後に戻る・追加で払うことがある。
費用の項目(目安)
| 項目 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 仲介手数料 | 売却価格の数%(交渉で決まる) | 買主側の報酬の扱いは契約で決める |
| 譲渡税 | 売却価格に対して価格帯と用途で段階的な税率 | 自己居住でない物件は税率が高い段階がある |
| エスクロー費用 | 買主と売主で分ける慣行 | エスクロー会社の料金表 |
| タイトル関連 | 契約と慣行による | タイトル保険 |
| 管理組合の書類・証明 | 数百ドル程度 | コンドの場合(エストッペル証明) |
| ローンの返済・抹消 | 残債と手数料 | ローン返済中の売却 |
※ 説明のための目安です。税率・料金は改定されます。エスクロー会社の見積もりで確認してください。
源泉と精算
| 源泉 | 率(原則) | 精算 |
|---|---|---|
| FIRPTA | 売却価格の15%(条件により10%または免除) | 米国の申告(1040-NR) |
| HARPTA | 売却価格の7.25% | ハワイ州の申告 |
- 実際の税額が小さければ、申告で還付を受ける。申告にはITINが必要(ITINと申告)。
- 事前に源泉の減額の申請ができる場合がある。
- 日本でも譲渡所得の申告が必要(取得費(ベーシス)とは)。
手取りの計算(説明のための例)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 売却価格 | 80万ドル |
| 費用(仲介・譲渡税・エスクロー等) | −5万ドル |
| ローン残高 | 0 |
| FIRPTA(15%) | −12万ドル |
| HARPTA(7.25%) | −5.8万ドル |
| 決済時の手取り | 57.2万ドル |
源泉の17.8万ドルは、翌年の申告で精算されます。
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よくある質問
源泉徴収されたお金は戻ってきますか?
FIRPTAとHARPTAの源泉は、税の前払いのようなものです。売却の翌年に米国と州の申告を行い、実際の税額との差額が還付または追加の納付になります。還付を受けるには申告と、多くの場合ITIN(納税者番号)が必要です。
出典・参考
- Hawaii Department of Taxation — Conveyance Tax(2026-09-23 参照)
- Hawaii Department of Taxation — HARPTA(2026-09-23 参照)
- IRS — FIRPTA Withholding(2026-09-23 参照)
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