海外の物件は売るのにどれくらいかかりますか?(国別の目安、名義変更と送金までの期間、長引く理由)
海外の物件を売るには、買い手を見つける期間に加え、契約から名義変更、税の精算、売却代金を日本に送るまでの時間がかかります。米国・ハワイ、ドバイ、タイ、フィリピン、マレーシアの目安と、売却が長引く理由、事前に準備できることを整理します。
執筆 編集部

短い答え
買い手を見つける期間+契約から名義変更まで+税の精算と送金で、全体では数か月〜1年以上を見ておくのが現実的です。取引の多い市場(米国・ハワイ・ドバイ)は比較的早く、外国人の買い手に限られる物件や許可が必要な国は長くなります。
国別の目安(説明のための目安)
| 国 | 買い手を見つける | 契約〜名義変更 | 注意 |
|---|---|---|---|
| 米国・ハワイ | 1〜3か月程度(市況による) | 30〜60日程度(エスクロー) | FIRPTA・HARPTAの源泉と還付の申告(詳しく) |
| ドバイ | 数週間〜数か月 | 数日〜数週間(土地局) | ローン残債・NOCの手続き(ドバイの売却) |
| タイ | 数か月〜1年以上 | 数週間 | 外国人の買い手が限られる。送金の証明(タイの売却) |
| フィリピン | 数か月〜1年以上 | 数か月(税の納付証明の発行を待つ) | CGT・DSTの納付と証明書(フィリピンの税金) |
| マレーシア | 数か月〜 | 3〜6か月程度 | 州の許可、RPGTの留保(RPGT) |
長引く理由
- 外国人の買い手に限られる:外国人枠の物件を外国人に売る場合、買い手の数が少ない。
- 同じ建物・エリアの売り物件が多い:値下げ競争になる。
- 書類の不備:権利証、管理費の未納がない証明、税の書類。
- 売主が海外にいる:署名・委任状の手続きに時間がかかる(POAとは)。
- 送金の手続き:売却代金を国外に送る際の書類・銀行の審査。
事前に準備できること
- 書類をそろえておく:権利証、購入時の送金の証明、管理費・税の領収書。
- 委任状:現地で手続きを任せる人を決め、必要な認証を済ませる。
- 相場を知る:同じ建物の成約価格(家賃相場の調べ方と同じ要領)。
- 売却を急がない資金計画:売れるまでの管理費・税・ローンを払える余裕。
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よくある質問
売りたいときにすぐ売れますか?
価格を相場より下げれば早く売れることはありますが、希望の価格で売るには数か月〜1年以上かかることがあります。さらに外国人の買い手に限られる物件や、州の許可・税の精算が必要な国では、契約後も時間がかかります。売却を急がなくてよい資金計画にしておくことが大切です。
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