タイトル保険とは:不動産の権利の欠陥に備える保険。米国の購入で入る理由と、補償される・されないもの
タイトル保険(権原保険)は、購入した不動産の権利に、購入前から隠れていた欠陥(前の所有者の未払いの担保、書類の偽造、相続人の主張など)があった場合の損害を補償する保険です。米国の売買で一般的な理由、買主用と貸し手用の違い、保険料の払い方を説明します。
執筆 編集部

定義
**タイトル保険(Title Insurance、権原保険)は、不動産の権利(タイトル)**に、購入の前から存在していた欠陥があった場合に、その損害を補償する保険です。米国の売買で一般的です。
普通の保険は将来の事故に備えますが、タイトル保険は過去に原因がある問題に備えます。保険料は購入時に1回払い、所有している間、補償が続きます。
補償される例
- 前の所有者が返していない**担保(抵当権・差し押さえ)**が見つかった
- 過去の売買書類の偽造や、本人ではない人による売却
- 知られていなかった相続人が権利を主張した
- 登記の記録の誤り
補償されない例
- 購入後に自分が作った問題
- 保険証券で除外と書かれた項目(地役権、境界の問題など)
- 建物の状態(それはホームインスペクションで確認)
2種類の保険
| 種類 | 誰を守るか | 必要か |
|---|---|---|
| 所有者用(Owner’s Policy) | 買主 | 任意だが、入る人が多い |
| 貸し手用(Lender’s Policy) | ローンを出す銀行 | ローンを使うと求められる |
投資家に関係する点
- 米国の売買では、タイトル会社が事前に権利の記録を調べ(タイトルサーチ)、問題を見つけて決済前に解消します。保険はそれでも残るリスクへの備えです。
- 保険料は州によって決まり方が違い、売主と買主のどちらが払うかも地域の慣行で違います(クロージングコストに含まれる)。
- 米国以外の多くの国ではタイトル保険は一般的でなく、登記の記録と権利証の確認(権利証とは)で守ります。