マレーシアで外国人が物件を売る流れ:価格の決め方、売買契約、州の許可、RPGTの留保、売却代金の受け取りと送金
マレーシアで外国人がコンドを売るときの流れを整理します。成約価格から売り出し価格を決める方法、買い手の条件(外国人の最低購入価格、州の許可)、売買契約と弁護士、買主による代金の一部の留保とRPGT(不動産譲渡益税)の申告、ローンの精算、売却代金を日本へ送るまでを説明します。
執筆 編集部

この記事で出てくる言葉
| 言葉 | ざっくりいうと |
|---|---|
| SPA | 売買契約書 |
| 州の許可 | 外国人が取得・移転するときに必要な州の承認 |
| 留保(リテンション) | 買主が代金の一部を差し引いて税務当局に納める仕組み |
| RPGT | 不動産譲渡益税(詳しく) |
| 償還の通知(リデンプション) | ローンの残高の精算の通知 |
先に結論
- 価格は、同じ建物・エリアの成約価格で決める。売れ残りの新築との競争も考える(売れない・貸せないと言われる理由)。
- 買い手が外国人なら、最低購入価格と州の許可の条件がかかる。地元の人なら価格帯が合うか。
- 買主は代金の一部(外国人の売主の場合7%)を留保してLHDNに納める。RPGTの申告で精算する。
- 売却代金は、マレーシアの口座で受け取り、日本へ送る。
流れ
- 価格を決める:成約価格、同じ間取りの売り物件の数。
- 仲介業者を選ぶ:登録を確かめる(マレーシアの管理会社・仲介の選び方)。
- 買い手と合意:手付(2〜3%)を受け、売買契約(手付と合わせて10%程度)。
- 弁護士の手続き:州の許可(必要な場合)、RPGTの届出、名義変更の書類。
- ローンの精算:残高があれば、代金から返済して担保を外す(ローン返済中の売却)。
- 完了:残金を受け取り、名義変更。
- RPGTの精算:留保された額と税額の差が還付・追加の納付になる。
- 送金:売却代金を日本へ(家賃・売却代金の送金)。
費用(目安)
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 仲介手数料 | 売却価格の2〜3%程度 |
| 弁護士費用 | 料金表に基づく(売主側は買主側より小さいことが多い) |
| RPGT | 保有期間に応じた税率(外国人は5年以内30%、6年目以降10%が目安) |
| ローンの期限前返済 | 契約による |
日本での申告
- 売却益は日本でも譲渡所得として申告する。マレーシアで払ったRPGTは外国税額控除の対象になりうる(外国税額控除とは)。
次に読む
よくある質問
売れるまでどのくらいかかりますか?
買い手を見つける期間に加え、売買契約から完了まで3か月程度(延長で1か月程度)かかるのが一般的です。買い手が外国人の場合は州の許可の期間が加わります。売れ残りの在庫が多いエリアでは、買い手を見つけるまでに時間がかかります。
出典・参考
- Lembaga Hasil Dalam Negeri Malaysia — Real Property Gains Tax(申告と留保)(2026-09-23 参照)
- National Land Code 1965 — 移転と州の許可(2026-09-23 参照)
相談する
マレーシアの検討で分からないことを、相談で整理できます
検討している国や予算、目的、気になっている費用・リスクをお書きください。業者ではない立場で、確認すべき点と読む順番を整理してお返しします。ご希望があった場合にのみ、提携するエージェントをご紹介します。相談は無料で、物件の勧誘はしません。
マレーシアの購入費用・進め方を相談する- フォームから送信(名前とメールアドレスのみ必須)
- 編集部が内容を確認し、メールで返信します
- ご希望があれば、提携エージェントへの取り次ぎをご案内します(共有はご本人の希望を確認したうえで)
本サイトはエージェント向け集客支援を事業とする CROSSLAND が運営しています。ご紹介先から報酬を受けることがありますが、ご相談の内容や判断に影響しないよう運営しています。