海外の物件の管理会社から報告や送金が止まったら、何から確かめればよいですか?
執筆 編集部

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結論
「連絡の手段を広げる」「お金の流れを自分で確かめる」「部屋と借り手の状態を確かめる」を、記録を残しながら順に進めるのが基本です。
- 契約書で報告と送金の期限を確かめ、書面(メール)で理由と予定の日を尋ねる
- 日本の口座への入金の履歴と、建物の管理費の支払いの状態を自分で確かめる
- 建物の管理事務所や現地の知り合いを通じて、部屋に借り手が住んでいるかを確かめる
- 返事がないまま期限を過ぎたら、管理の切り替えと専門家への相談を考える
最初の1週間にすること
| すること | 中身 |
|---|---|
| 契約書を読み直す | 報告の頻度と期限、送金の日、預かり金の扱い、解約の知らせ方 |
| 連絡の手段を広げる | 担当者のメールだけでなく、会社の代表の窓口・電話・メッセージアプリにも、同じ内容を送る |
| お金を確かめる | 日本の口座への入金の履歴。現地の口座があれば、そちらの入出金 |
| 管理費を確かめる | 建物の管理事務所に、管理費や積立金が払われているかを尋ねる(所有者本人からの問い合わせとして) |
| 記録を残す | 送ったメール、電話の日時、相手の返事を日付順にまとめる |
建物の管理事務所は、所有者本人であれば管理費の支払いの状態を教えてくれることが多いです。所有者であることを示す書類(登記の写しや売買の契約書)を手元に用意しておきます。
確かめる順番
- 会社が動いているか:会社の代表の窓口につながるか。担当者が辞めただけなのか、会社全体が止まっているのか
- 家賃が入っているか:借り手から管理会社へ家賃が払われているのに、所有者への送金だけが止まっているのか。借り手が出て行って家賃が入っていないのか
- 費用が払われているか:管理費・電気・水道などが滞納になっていないか。滞納が続くと、建物の決まりで共用部分の利用が止められたり、遅延の料金がかかったりすることがあります
- 部屋の状態:空室か、借り手がいるか。空室なら、鍵を誰が持っているか(鍵の管理)
会社が破綻している様子がある場合の対応は、管理会社が破綻したらにまとめています。
管理の切り替えを考える目安
次のようなときは、管理会社を替えることや、現地の専門家に相談することを考えます。
- 書面で尋ねても、契約で決めた期限を過ぎて返事がない
- 家賃が入っているのに、理由の説明なく送金が止まっている
- 預かり金(敷金など)の残高を示してもらえない
- 管理費の滞納など、建物の側から所有者に知らせが来ている
切り替えるときは、契約の解約の知らせ方、鍵・書類・預かり金の引き渡し、借り手への知らせを順に進めます(管理会社を変えたいとき)。預かり金の返還をめぐって揉めた場合は、現地の法律に詳しい専門家に相談してください。
次に読む
この記事で出てくる言葉
| 言葉 | ざっくりいうと |
|---|---|
| 管理の契約 | 所有者と管理会社の間の、仕事の範囲・報告・料金の契約(PM契約) |
| オーナーステートメント | 管理会社が毎月送る、家賃と経費の明細(オーナーステートメント) |
| 建物の管理組合・管理事務所 | コンドの共用部分を管理する団体と、その窓口 |
| 預かり金 | 管理会社が所有者のために預かっている家賃や敷金 |
| 委任状 | 代わりに手続きをしてもらうための書類(委任状(POA)) |
よくある質問
報告が1か月遅れただけでも、すぐに動くべきですか?
担当者の交代や、現地の祝日・会計の締めの都合で遅れることもあります。まずは契約書に書かれた報告の期限を確かめ、期限を過ぎていれば書面(メール)で理由と送る予定の日を尋ねます。同時に、家賃の入金と建物の管理費の状態を自分で確かめておくと、次の判断がしやすくなります。
管理会社を通さずに、借り手に直接連絡してもよいですか?
管理の契約で、借り手との連絡は管理会社が行うと決めていることが多く、いきなり直接連絡すると借り手を戸惑わせたり、契約上の揉め事になったりすることがあります。まず管理会社に書面で確かめ、それでも返事がないときに、契約の中身を見て、現地の代理人や専門家と相談して進めます。
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補足情報
日本から海外の物件を持っていて、管理会社からの毎月の報告や家賃の送金が止まったときの確かめ方です。連絡の手段を広げる、入金と建物の管理費の状態を自分で見る、借り手と部屋の状態を確かめる、やりとりを記録する、という順番と、管理の切り替えや専門家への相談を考える目安をまとめます。