ベトナム不動産のリスク:ピンクブックの発行の遅れ、所有期間50年、開発会社の資金繰り、送金、コンドテルの権利
ベトナムの不動産を検討するときに知っておきたいリスクを整理します。所有の証明書(ピンクブック)の発行の遅れ、外国人の所有期間50年と延長、開発会社の資金繰りの悪化と工事の停止、売却代金の国外送金の手続き、コンドテルの権利の不確かさ、都市の浸水などです。
執筆 編集部

この記事で出てくる言葉
| 言葉 | ざっくりいうと |
|---|---|
| ピンクブック | 住宅の所有を示す証明書(詳しく) |
| 50年 | 外国人の住宅の所有期間。延長の申請ができる |
| コンドテル | ホテルとして運営される区分の部屋(詳しく) |
| 国外送金 | 売却代金などを外国の口座に送ること |
先に結論
- ピンクブックの発行の遅れ:引き渡しから長く発行されない例がある。発行されないと、売却や担保に使いにくい。
- 所有期間50年:延長の申請ができるが、期間の残りは売却時の買い手の見方に影響する。
- 開発会社の資金繰り:資金繰りが悪化した時期に、工事の停止や引き渡しの遅れが起きた。
- 送金:家賃・売却代金を国外に送るには、購入時の送金の記録や納税の書類が必要。
- コンドテル:住宅と権利の形が違い、証明書の扱いが不確かだった時期がある(ダナン)。
リスクと確かめること
| リスク | 確かめること |
|---|---|
| ピンクブックの遅れ | 開発会社の既存のプロジェクトで、外国人に発行された実績 |
| 所有期間 | 起算日、延長の条件 |
| 30%枠 | 枠の残り、売却時に外国人の買い手に売れるか |
| 開発会社の資金 | 過去の引き渡しの実績、工事の進み具合、銀行による返金の引き受けの有無 |
| 送金 | 購入時の送金を購入目的で記録、ベトナムの口座 |
| 通貨 | 現地通貨(ドン)の為替 |
| 浸水 | ホーチミンの低地などの浸水、建物の設備の位置 |
買う前にそろえる書類
- 開発会社の販売の許可と、プロジェクトの法的な書類。
- 売買契約(ベトナム語の原文と翻訳)。
- 支払いの記録と開発会社の領収書(支払い経路の確かめ方)。
- 同じ建物の家賃と空室(ベトナムのコンドを貸すとき)。
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よくある質問
外国人の所有期間50年が過ぎたらどうなりますか?
期限の前に延長を申請でき、認められれば延長されます。延長が認められない場合や申請しない場合の扱いは法律で定められています。期間の起算日、延長の条件は購入前に確認し、売却時の買い手の見方にも影響する点を考えておきます。
出典・参考
- ベトナム住宅法・土地法・不動産事業法(2023〜2024年改正)(2026-09-23 参照)
- State Bank of Vietnam — 外国為替の管理(2026-09-23 参照)
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