米国の住宅ローン金利(MBA調査)、30年固定が7.12%に上昇。2024年5月以来の高さで、申請件数は前週比1.5%減(9月18日までの週)
米抵当銀行協会(MBA)が2026年9月23日に公表した週次調査で、30年固定の住宅ローン金利(適合ローン)は7.12%となり、前週の6.97%から上がりました。2024年5月以来の高い水準です。申請件数は前週比1.5%減、変動金利(ARM)の割合は9.8%に増えました。フレディマックの調査との違いと、ハワイ・米本土の物件を持つ人にとっての意味を短く整理します。
執筆 編集部

この記事は、米抵当銀行協会(MBA)の発表(一次情報)を、米国の報道で数値を照らし合わせて要約したものです。
米国の住宅ローン業界の団体である米抵当銀行協会(MBA)は2026年9月23日、9月18日までの1週間の住宅ローン申請の調査結果を公表しました。30年固定の金利(適合ローン=政府系機関の買い取り基準に合う、一般的な額のローン)は平均7.12%で、前週の6.97%から0.15ポイント上がり、2024年5月以来の高い水準です。
発表の内容
| 項目 | 9月18日までの週 | 前週との比較 |
|---|---|---|
| 30年固定(適合ローン) | 7.12% | 6.97%から上昇 |
| 30年固定(ジャンボ=高額ローン) | 7.15% | 0.12ポイント上昇 |
| 30年固定(FHA=政府保険付きローン) | 6.78% | 0.16ポイント上昇 |
| 15年固定 | 6.43% | 0.13ポイント上昇 |
| 5/1 ARM(当初5年固定、その後変動) | 6.10% | 0.13ポイント低下 |
| 申請件数(全体・季節調整後) | 1.5%減 | — |
| 購入の申請 | 1%減 | 前年同週比で11%少ない |
| 借り換えの申請 | 3%減 | — |
| 変動金利(ARM)の割合 | 9.8% | 増加 |
同協会のエコノミストは、金利が大きく上がったため、固定より金利の低い変動金利のローンを選ぶ借り手が増えた、という趣旨のコメントを出しています。
フレディマックの調査との違い
米国の住宅ローン金利の週次の数字は、主に2つあります。同じ週でも数字が違うので、比べるときは同じ調査どうしで比べます。
| 調査 | 公表 | 何を見ているか | 直近の値 |
|---|---|---|---|
| MBA 週次申請調査 | 毎週水曜 | 申請の契約金利(ポイント=前払いの手数料を含む条件つき) | 7.12%(9月18日までの週) |
| フレディマック PMMS | 毎週木曜 | 貸し手が提示した金利の平均 | 6.95%(9月17日公表、記事) |
投資家にとっての意味(編集部)
- 現地でローンを使う人:7%台の金利は、1年前の水準より月々の返済を重くします。家賃で返済をまかなえるかはDSCRで確かめ直すと見えます。変動金利は当初の金利が低い一方、固定期間の後に上がることがある点を契約の前に確かめます。
- 売ることを考えている人:米国の買い手の多くはローンを使うため、金利が上がると買い手の数や成約までの日数(DOM)に影響が出やすくなります。ハワイの取引の動きはオアフの月次統計で追えます。
- 金利は毎週変わります。この数字は9月18日までの週の値です。判断の際は最新の公表値を確かめてください。
出典
- Mortgage Bankers Association「Mortgage Applications Decrease in Latest MBA Weekly Survey」(2026年9月23日公表。公式ページの本文を編集部で取得できなかったため、数値は米国の報道で照らし合わせた)
- 関連記事:アメリカの住宅ローン金利(フレディマック、9月17日時点)、日本の銀行で海外不動産のローンは借りられますか?
出典・参考
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