エスクロー口座(インパウンド口座)とは:米国の住宅ローンで、固定資産税と保険料を毎月積み立てる口座
米国の住宅ローンでは、毎月の返済に固定資産税と保険料の積立を上乗せし、貸し手が管理する口座(エスクロー口座、インパウンド口座)から支払う仕組みがあります。売買時のエスクローとの違い、年に一度の見直しで不足が出る理由、所有者が確かめることを説明します。
執筆 編集部

定義
**エスクロー口座(Escrow Account、インパウンド口座)**は、米国の住宅ローンで、固定資産税と住宅保険料を毎月の返済と一緒に集め、貸し手(ローン会社)が期日に支払うための口座です。
売買の決済でお金と書類を預かるエスクローとは、同じ言葉ですが別の仕組みです。
仕組み
- 年間の固定資産税と保険料の見込みを12で割り、毎月の返済に上乗せする。
- 貸し手が口座で管理し、期日に税・保険料を払う。
- 年に一度、**エスクローの見直し(エスクロー・アナリシス)**を行い、不足・余りを調整する。
投資家に関係する点
- 固定資産税や保険料が上がると、翌年の毎月の支払いが増えます。不足分(ショーテージ)を一括または分割で求められます。
- 購入後に固定資産税の評価が見直されると、最初の見込みより大きく増えることがあります(カリフォルニアのように購入価格で評価される州)。
- ローンを使わない現金購入では、税・保険料を自分で(または管理会社経由で)期日に払う必要があります。
- 毎月の返済額を比べるときは、**元金・利息・税・保険(PITI)**を合わせて見ます。