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Q&A

海外の物件の借り手から家賃の値下げを頼まれたら?

執筆 編集部

テーブルで書類を一緒に確認する相談場面のイラスト
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結論

まず理由を確かめ、同じ建物の家賃の相場と、退去された場合の空室と費用を比べてから答えます。応じる場合も、期間を決めた一時的な減額、更新時の見直し、家賃以外の条件など、いくつかの形があります。決めた内容は書面に残します。

理由を分けて確かめる

理由確かめること考えられる応え方
近くの家賃が下がった同じ建物・間取りの募集と成約の家賃(家賃相場を自分で調べる)更新時に相場に合わせて見直す
借り手の収入が減った(転職・会社の手当の減額など)一時的か、続くか期間を決めた減額、支払いの期日の調整
設備の不具合・騒音など不具合の中身と、修理の予定修理を先に行う。直るまでの減額
近くの工事・建物の共用部の休止期間と影響の大きさ期間を決めた減額

設備の不具合が理由の場合は、値下げより先に修理で応えることが、借り手にとっても所有者にとっても根本の解決になることがあります(遠くから修理の見積もりを取る)。

空室と比べる

値下げに応じない場合に借り手が出ていくと、空室の期間、募集の費用、原状回復の費用がかかります。

項目(説明のための数字)値下げに応じて継続応じずに退去
月の家賃10万円→9.5万円10万円(次の借り手)
空室なし2か月(−20万円)
募集の費用なし1か月分(−10万円)
1年目の差−6万円約−30万円(次の借り手が10万円で決まった場合)

※ 数字は説明のための例です。次の借り手が同じ家賃で決まるとは限りません。近くの家賃が下がっている場合は、次の借り手も下がった家賃になることがあります。

応え方の形

  1. 期間を決めた一時的な減額:「○月から○か月間、月○ドル減額。その後は元の家賃に戻す」と決める。
  2. 更新時の見直し:契約の途中では今の家賃のまま、更新のときに相場に合わせて決め直す(家賃を上げるときの考え方は家賃はいつ上げられるか)。
  3. 家賃以外の条件:契約の期間を延ばしてもらう代わりに少し下げる、家具の入れ替えや清掃で応える、など。
  4. 応じない:相場と比べて今の家賃が妥当な場合は、理由を添えて今の家賃のままにする。

国・地域によっては、家賃の改定に通知の期限や上限の決まりがあります。契約書の条項と現地の決まりを管理会社に確かめてください。

書面に残す

  • 減額の額・期間・期間が終わったあとの家賃
  • 契約の期間を延ばすなどの代わりの条件
  • 借り手と所有者(または管理会社)の署名
  • 管理会社が交渉する場合は、所有者の承認を取った記録(管理会社との契約)

口頭で決めると、減額が続くのか、いつ戻るのかで食い違いが起きやすくなります。

関連

家賃はいつ上げられるか、借り手が出ていかないとき、空室率とは

よくある質問

値下げに応じないと、借り手は出ていきますか?

わかりません。借り手が近くの安い募集を見つけている場合は、退去につながることがあります。同じ建物・間取りの募集と成約の家賃を管理会社に確かめ、退去された場合の空室の期間と費用と比べてから答えると、応じるかどうかの判断がしやすくなります。

契約期間の途中で値下げに応じたら、元に戻せますか?

減額の期間と、期間が終わったあとの家賃を書面で決めておけば、その取り決めに沿って戻すことができます。期間を決めずに下げると、下げた家賃がそのまま続くと受け取られることがあります。

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補足情報

海外で貸している物件の借り手から、家賃を下げてほしいと頼まれたときの考え方です。理由(相場の下落、借り手の収入の変化、設備の不具合)を分けて確かめ、同じ建物の募集と成約の家賃と比べ、退去された場合の空室と入れ替えの費用と比べます。期間を決めた一時的な減額、契約の更新時の見直し、家賃以外の条件で応える方法、合意を書面に残す点を整理します。