タイのコンドミニアムを貸すときの実務:管理会社、家賃の相場の調べ方、空室、契約
買ったコンドを貸すときに、日本にいながら何をどう決めるか。管理会社の選び方と手数料、家賃相場の調べ方、空室の考え方、賃貸契約の基本、家賃の受け取りと送金までを整理します。
執筆 編集部

この記事で出てくる言葉
| 言葉 | ざっくりいうと |
|---|---|
| 管理会社(プロパティマネジメント) | 入居者募集・契約・家賃回収・トラブル対応を代行する会社 |
| 共益費(マネジメントフィー) | 建物の管理費。所有者が払う |
| 空室率 | 部屋が空いている期間の割合 |
| デポジット | 入居者が預ける保証金。退去時に精算する |
先に結論
- 日本にいながら貸すなら、管理会社に任せる前提で数字を組みます。募集時に家賃1か月分、月々に家賃の数%が相場の目安です。
- 家賃の相場は、同じ建物・同じ間取りの実際の賃貸契約で確かめます。ポータルサイトの掲載家賃は「希望価格」です。
- 空室は年間1〜2か月は見込んでおくのが現実的です。表面利回りから、管理費・委託料・空室を引いたものが手取りです。
管理会社の選び方
- 日本語対応の有無:トラブル時に日本語で話せるかは大きい。ただし日本語対応の会社は手数料が高めのことがある。
- 手数料の内訳:募集時(家賃1か月分が一般的)、月額管理料(家賃の数%)、退去時の清掃・修繕の手配料。
- 報告の頻度と形式:入居状況・入出金を月次で報告してくれるか。
- 同じ建物での管理実績:その建物で何戸管理しているか。多いほど相場感と対応が早い。
家賃相場の調べ方
- 管理会社に、同じ建物・同じ間取りの直近の成約家賃を聞く。
- ポータルサイトの掲載家賃は上限の目安として見る(成約はそれより下がることが多い)。
- 駅からの距離、階、眺望、家具付きかで差が出る。自分の部屋の条件で補正する。
- 同じエリアで今後完成する戸数を確認する。多いなら家賃が下がる前提で計画する。
賃貸契約の基本
- 契約期間は1年が一般的。デポジット(保証金)は家賃の2か月分程度が多い。
- 家具・家電付き(フルファニッシュ)が標準で、設備の故障は所有者負担になることが多い。
- 契約書はタイ語または英語。管理会社が用意する標準契約を使う。
- 短期(1か月未満)の貸し出しは、ホテル業の規制や管理規約で制限されることがある。
家賃の受け取りと送金
家賃は現地の銀行口座に入金されるのが一般的です。外国人が口座を開けるかは銀行と滞在資格で異なるため、購入前に管理会社と確認してください。日本へ送金する際は、送金目的と資金の出所を説明できるようにしておきます。家賃収入は日本の居住者であれば日本でも申告が必要です(詳しくは海外不動産の税金 総まとめ)。
手取りの計算(考え方)
年間家賃 − 共益費 − 管理委託料 − 空室(1〜2か月) − 修繕・保険 = 手取り(税引前)。ここから日本と現地の税金を引き、為替で円に直したものが、本当の成績です。
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よくある質問
日本にいながら貸せますか?
現地の管理会社に委託すれば可能です。入居者募集、契約、家賃回収、トラブル対応、退去時の精算を任せ、手数料は家賃の1か月分(募集時)や月額の数%(管理)が一般的です。
家賃はどうやって受け取りますか?
現地の銀行口座に入金してもらい、必要に応じて日本へ送金します。外国人が現地口座を開けるかは銀行と滞在資格によって異なるため、購入前に管理会社と確認してください。
出典・参考
- Bank of Thailand(タイ中央銀行)— 外国送金に関する規制(2026-09-23 参照)
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