フィリピンのコンドを貸すときの実務:管理会社、家賃相場、空室、税金の先引き
マニラやセブのコンドを日本から貸すときの実務です。管理会社への委託と手数料、家賃相場の調べ方、新築供給と空室の関係、家賃にかかる現地の税金と源泉徴収、送金までを整理します。
執筆 編集部

この記事で出てくる言葉
| 言葉 | ざっくりいうと |
|---|---|
| アソシエーション・デュー | 建物の管理費。所有者が払う |
| 源泉徴収 | 家賃を受け取るときに、税金分を先に差し引かれること |
| 長期契約 | 1年以上の賃貸契約。フィリピンでは1年契約が一般的 |
先に結論
- 日本から貸すなら、管理会社への委託が前提。募集時に家賃1か月分、月々に家賃の数%〜10%が目安です。
- マニラの新築が集中するエリアでは、空室が積み上がっていることがあります。同じ建物の実際の入居率を確認してから、家賃と空室の想定を立てます。
- 家賃にはフィリピンで税金がかかり、法人の借主からは源泉徴収されることがあります。日本でも申告が必要です。
管理会社の選び方
- 同じ建物・同じエリアでの管理戸数と、実際の入居率
- 手数料の内訳(募集、月額、更新、修繕手配)
- 月次の収支報告の形式と頻度
- 日本語対応の有無と、その分の手数料差
家賃相場の調べ方
- 管理会社に、同じ建物・同じ間取りの直近の成約家賃を聞く。
- ポータルサイトの掲載家賃は上限の目安として見る。
- 家具付きかどうか、階、眺望で補正する。
- 同じエリアで今後2〜3年に完成する戸数を確認する。
空室の考え方
新築の引き渡しが集中したエリアでは、想定家賃で借り手がつかず、値下げか空室かの選択になります。年間1〜2か月の空室を最初から見込み、それでも成り立つかを計算してください。「7割空室」といった話が出るのは、こうした供給集中の時期・エリアです。
税金と送金
- 家賃収入にはフィリピンの所得税がかかります。借主が法人の場合、家賃から一定割合が源泉徴収されることがあります。
- 日本の居住者は、家賃を日本でも不動産所得として申告します。現地で払った税金は外国税額控除の対象になり得ます(外国税額控除とは)。
- 送金は現地口座から日本の口座へ。資金の出所(家賃)を説明できる書類を残します。
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よくある質問
家賃は現地の口座で受け取るのですか?
現地口座に入金し、必要に応じて日本へ送金するのが一般的です。外国人が現地口座を開けるかは銀行と滞在資格によるため、管理会社と事前に確認してください。日本の居住者は家賃を日本でも申告します。
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