バンコクの開発会社の景況感、7〜9月期は改善
執筆 編集部

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タイの政府住宅銀行(GHバンク)の調査機関である不動産情報センター(REIC)は2026年10月8日、バンコクと周辺県の住宅開発会社の景況感指数(2026年7〜9月期)を公表しました。現在の状況を示す指数は51.3で、前期(4〜6月期)の46.9から上がり、判断の目安になる50を上回りました。一方で、6か月先の見通しの指数は53.5から49.8に下がっています。
指数は50を上回れば「よい」と答えた開発会社が多く、下回れば「悪い」が多いことを示します。
発表の内容
現在の状況の指数を、項目別に前期・前年同期と並べました。
| 項目 | 2026年7〜9月期 | 4〜6月期 | 2025年7〜9月期 |
|---|---|---|---|
| 業績 | 72.6 | 45.8 | 47.1 |
| 販売 | 42.3 | 56.5 | 49.6 |
| 投資 | 38.1 | 46.3 | 45.8 |
| 雇用 | 47.3 | 42.6 | 42.5 |
| 事業の費用(数字が低いほど負担が重い) | 37.5 | 40.6 | 39.9 |
| 新しい案件・新しい期の発売 | 70.0 | 50.0 | 49.6 |
| 総合 | 51.3 | 46.9 | 45.8 |
6か月先の見通しの指数は、次のとおりです。
| 項目 | 2026年7〜9月期の調査 | 4〜6月期の調査 |
|---|---|---|
| 業績 | 55.0 | 58.5 |
| 販売 | 55.0 | 60.6 |
| 投資 | 50.6 | 60.7 |
| 雇用 | 47.3 | 49.5 |
| 事業の費用(数字が低いほど負担が重い) | 37.8 | 30.8 |
| 新しい案件・新しい期の発売 | 53.3 | 60.8 |
| 総合 | 49.8 | 53.5 |
出典:REIC プレスリリース(2026年10月8日)の表。
REIC の説明
- 業績が良くなったのは、新しい販売が戻ったためではなく、費用の管理、在庫の値引き販売、政府の移転登記の負担軽減策による引き渡しの前倒し、既存の案件の売上の計上による部分がある、としています。
- 新しい発売の指数は70.0に上がった一方、投資の指数は38.1に下がりました。REIC は、立地と実需(住むための購入)に自信のある案件だけを選んで発売していると読み、全面的な拡大に戻ったとは見ていません。
- 見通しが下がった理由として、消費者の購買力、家計の借金の多さ、金融機関の融資の厳しさ、事業の費用、景気の先行きを挙げています。
調査に答えた会社の数と調査の時期は、このプレスリリースには書かれていません。
投資家にとっての意味(編集部)
- 新しい発売の増加と販売の弱さが同時に出ています。新築のコンドを検討する人は、発売の数だけでなく、同じ地域の売れ残りの戸数や、値引き・特典の条件を見比べると、市場の様子が分かりやすくなります。売れ残りの集計はバンコク首都圏の4〜6月期の記事にあります。
- 開発会社の資金繰りは、完成前に買う人のリスクに関わります。投資の指数が下がり、費用の負担が重いと答える会社が多い状態です。完成前の物件では、工事の進み具合と、支払った代金の管理の方法を契約の前に確かめます。
- 景況感の指数は開発会社の意見です。取引の件数や価格の統計とは別物なので、全国の移転登記の記事やコンド価格指数の読み方と合わせて見てください。
出典
- 不動産情報センター(REIC)「バンコクと周辺県の住宅開発会社の景況感指数 2026年第3四半期」(2026年10月8日公表、タイ語のプレスリリースPDF)
- 関連記事:バンコクの洪水で新築コンドの発売延期
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補足情報
タイの不動産情報センター(REIC)が2026年10月8日に公表した、バンコクと周辺県の住宅開発会社の景況感指数です。現状の指数は51.3と前期の46.9から上がった一方、販売の項目は42.3に下がり、6か月先の見通しは49.8に下がりました。
出典・参考