ホームインスペクションとは:専門家が建物の状態を調べる住宅診断。海外の中古物件で使う場面と費用
ホームインスペクション(住宅診断)は、専門家が建物の構造、屋根、配管、電気、空調などの状態を調べ、報告書にまとめるものです。米国では買主が契約後の一定期間に行うのが一般的です。調べる範囲、費用の目安、結果の使い方を説明します。
執筆 編集部

定義
**ホームインスペクション(Home Inspection、住宅診断)**は、専門家(インスペクター)が建物を目で見て、機器で測り、不具合や修繕が必要な箇所を報告書にまとめるものです。
米国では、売買契約の後にインスペクション期間(例:10〜17日)があり、買主がその間に診断を行い、結果によって修繕や値引きを交渉する、または契約を解除することができる契約の形が一般的です。
調べる範囲(一般的な例)
| 部位 | 見る点 |
|---|---|
| 構造・基礎 | ひび、傾き、沈下 |
| 屋根 | 傷み、雨漏りの跡、残りの寿命 |
| 配管 | 漏れ、古い素材(鉛・ポリブチレン等) |
| 電気 | 配線・分電盤の状態、安全性 |
| 空調・給湯 | 動作、使用年数 |
| 湿気・カビ | 床下・壁の中の湿気 |
シロアリ、下水管(カメラ調査)、ラドン、プールなどは別の専門調査になることが多いです。
費用の目安
- 米国の戸建てで数百ドル(400〜700ドル程度)。広さ・地域・追加調査で変わります(説明のための目安)。
- 物件価格に比べて小さな費用で、購入後の大きな修繕を事前に知ることができます。
投資家に関係する点
- 遠くから買う場合は特に、自分の側で手配したインスペクターを使います。売主側・販売会社が用意した報告書だけで済ませないことです。
- ターンキー物件でも、改装の品質を確かめるために診断を入れる意味があります。
- タイ・ドバイなどの新築の引き渡しでは、同じ考え方でスナッギング(詳しく)を行います。