特別徴収(スペシャル・アセスメント)とは:修繕積立が足りないとき所有者に課される一時的な追加の支払い
特別徴収(スペシャル・アセスメント)は、コンドや住宅地の管理組合が、大規模修繕や保険料の上昇などで積立金が足りないときに、所有者から一時的に追加で集めるお金です。数十万円〜数百万円になることもあります。起きやすい建物の特徴、事前の見つけ方、売買時の扱いを説明します。
執筆 編集部

定義
**特別徴収(Special Assessment、スペシャル・アセスメント)**は、管理組合(HOA)が、通常の管理費や積立金では足りない費用を、所有者から一時的に追加で集めるお金です。持分(専有面積の割合など)に応じて割り当てられ、一括または分割で払います。
起きやすい場面
- 配管の交換、外壁・屋上の補修、エレベーターの更新などの大規模修繕
- 火災スプリンクラーの設置など、法令で求められた工事
- 保険料の大幅な上昇、災害後の修理
- 施工不良をめぐる訴訟の費用
起きやすい建物の特徴
| 特徴 | 理由 |
|---|---|
| 積立率が低い | 修繕に必要な額に対して積立が少ない(修繕積立金) |
| 築年数が古い | 大きな修繕の時期が重なる |
| 管理費を長く据え置いてきた | 積立が追いついていない |
| 災害の多い地域 | 保険料と修理費の上昇 |
事前の見つけ方
- リザーブスタディ(修繕積立の調査)で、推奨額と積立の差を見る(管理組合の書類の読み方)。
- 議事録で「special assessment」「loan」の議論を探す(HOA議事録とは)。
- 売主・管理会社に、決定済み・検討中の特別徴収を書面で確認する。
売買時の扱い
- 購入前に決定済みの特別徴収は、売主と買主のどちらが払うかを契約で決めます。
- 購入後に決まった特別徴収は、新しい所有者の負担になります。