修繕積立金(シンキングファンド)とは:海外コンドの将来の大規模修繕に備えるお金
修繕積立金は、外壁・エレベーター・配管などの大規模修繕に備えて管理組合が積み立てるお金です。タイでは購入時に一括、ハワイでは管理費に含めて毎月、と国で仕組みが違います。残高が少ない建物で何が起きるかを説明します。
執筆 編集部

定義
**修繕積立金(シンキングファンド、リザーブファンド)**は、建物の大規模修繕(外壁、屋根、エレベーター、配管、防水)に備えて管理組合が積み立てるお金です。毎月の共益費(日常の維持費)とは別に管理されます。
投資家に関係する点
- 積立が不足している建物では、修繕時に特別徴収(一時的な追加負担)が起きます。購入前に残高と修繕計画を確認します。
- 築10〜15年を超えると大規模修繕の時期に入ります。築古の物件は残高の確認がとくに重要です。
- 積立が潤沢な建物は管理が回っている証拠で、売るときの評価にもつながります。
国別の違い
| 国 | 仕組み |
|---|---|
| タイ | 購入時に一括で納める(㎡あたり数百バーツ)。不足時に追加徴収 |
| ハワイ・米国 | 管理費(HOA費)に含めて毎月積み立て。管理組合の予算で残高を開示。州によって積立の水準に規制 |
| ドバイ | サービスチャージの中にリザーブ分が含まれ、RERAの承認を受ける |
| フィリピン | 管理費とは別に積み立てる建物と、含める建物がある |