海外の物件が日本より安いのはなぜですか?「安い理由」を確認する7つの視点
海外不動産の資料で「都心の新築が1,000万円台」と見ると安く感じます。安さには理由があります。所得水準、通貨、権利の形(リースホールド)、供給過多、立地、建物の質、流動性。安い理由を7つの視点で確認し、「安い=お得」と決めつけないための考え方を整理します。
執筆 編集部

短い答え
安いのには理由があります。理由が「自分にとって問題ない」ものか、「買った後に自分の問題になる」ものかを見分けることが、この判断の中身です。
安い理由の7つの視点
| 視点 | 内容 | 自分の問題になるか |
|---|---|---|
| 1. 所得と家賃の水準 | 現地の家賃が低いから価格も低い。利回りは日本と大差ないことが多い | 家賃が低ければ収入も低い |
| 2. 通貨 | 現地通貨が円に対して安い、または下落してきた | 為替で円換算の価値が動く(為替リスク) |
| 3. 権利の形 | リースホールド、期限付き所有、弱い権利証 | 残存期間が短いほど売りにくい |
| 4. 供給過多 | 完成戸数が需要を上回り、値下げされている | 買った後も売れない・貸せない |
| 5. 立地 | 中心部から遠い、交通が不便、開発が未完成 | 借り手が付かない |
| 6. 建物の質と管理 | 施工の質、管理組合の機能不全、修繕積立の不足 | 管理費上昇、特別徴収、資産価値の低下 |
| 7. 流動性 | 買い手が限られる市場(外国人しか買わない建物) | 売りたいときに売れない |
「安い」の比べ方
- 同じ都市の同じ等級の物件と比べる。日本の都心と比べても意味がない。
- ㎡単価で比べる。専有面積の定義(バルコニーや共用部を含むか)が国で違う。
- 利回りで比べる。安くても家賃が低ければ利回りは高くない(利回りの計算)。
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よくある質問
安い物件は狙い目ですか?
安さの理由が「自分にとって問題ない」ものなら選択肢になります。ただし、リースホールドで残存期間が短い、供給過多で売れない、権利証が弱い、といった理由による安さは、買った後に自分の問題になります。理由を確認してから判断してください。
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