テキサス不動産投資の特徴:人口増・所得税なしの裏にある固定資産税・保険・供給
日本の会社が米国不動産で最も多く扱うのがテキサス(ダラス、ヒューストン、オースティン、サンアントニオ)です。人口と雇用の増加、州所得税なしという強みと、高い固定資産税、保険料、新築供給の多さという弱みを、都市ごとの性格とあわせて整理します。
執筆 編集部

この記事で出てくる言葉
| 言葉 | ざっくりいうと |
|---|---|
| 州所得税 | 州に払う所得税。テキサスにはない |
| 固定資産税(プロパティタックス) | 郡・市・学区に払う税。テキサスは高い |
| ホームステッド控除 | 自分が住む家の固定資産税を軽くする制度。投資物件には使えない |
| 供給 | 新築の戸数。テキサスは土地が広く建てやすいため多い |
先に結論
- テキサスの強みは、人口と雇用の増加、州所得税がない、沿岸部より手頃な価格。
- 弱みは、固定資産税が高い(評価額の2%前後の地域が多い)、保険料の上昇(ハリケーン・ハイル・洪水)、新築供給が多く家賃が上がりにくい。
- 表面利回りは高く見えても、固定資産税と保険で実質は大きく削られます。
主要都市の性格
| 都市圏 | 性格 | 注意点 |
|---|---|---|
| ダラス・フォートワース | 企業の本社移転が続く大都市圏。日本の会社の物件も多い | 郊外の新築供給が多い。学区で価格差 |
| ヒューストン | エネルギー・医療・港湾。広い都市圏 | 洪水リスクと保険料。ゾーニングが緩く用途が混在 |
| オースティン | テック企業。人口増が続いた | 価格が急上昇した後の調整局面。供給過多の時期あり |
| サンアントニオ | 軍・医療・観光。価格が手頃 | 家賃水準が低く、利回りは数字ほど残らない |
数字の見方
- 固定資産税:郡の評価額と税率を確認。購入後に評価額が購入価格に近づく前提で計算。投資物件はホームステッド控除が使えない。
- 保険:住宅保険の見積もりを購入前に取る。地域によっては年々上がっている。
- 管理料と修繕:戸建てが多いため、屋根・空調・給湯の交換費用を見込む。
- 供給:同じ郡の新築着工件数。多い時期は家賃が横ばいになる。
- 為替:ドル建て。円建ての成績は為替で変わる(為替リスクとは)。
日本人が検討するときの注意
- 「節税」の前提は個人では成り立ちません(税金 総まとめ)。
- 販売会社の仕入れ・転売型の場合、販売価格に利益が含まれます。第三者の評価額と比べる(会社を比較する7項目)。
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よくある質問
テキサスの固定資産税はどれくらいですか?
郡・市・学区などの合計で、物件の評価額に対して年2%前後になる地域が多く、全米でも高い水準です。評価額は購入後に購入価格へ近づくよう見直されることが多いため、「現在の税額」ではなく購入後の見込みで計算します。
出典・参考
- Texas Comptroller — Property Tax(州の固定資産税制度)(2026-09-23 参照)
- U.S. Census Bureau — 都市圏別の人口推計(2026-09-23 参照)
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