アメリカ不動産投資の会社を比較するときに見る7つの項目(社名を出さずに、見方だけ)
日本でアメリカ不動産を扱う会社は、物件の仕入れ方、手数料、管理体制、売却サポート、融資の紹介、税務の説明の仕方で大きく違います。特定の会社を評価するのではなく、比較するときにそろえて見るべき項目を整理します。
執筆 編集部

この記事で出てくる言葉
| 言葉 | ざっくりいうと |
|---|---|
| 仕入れ・転売型 | 会社が先に物件を買い、日本の投資家に販売する形。会社の利益は販売価格に含まれる |
| 仲介型 | 会社が売主と買主の間に入り、手数料を受け取る形 |
| プロパティマネジメント | 賃貸管理。入居者募集・家賃回収・修繕対応 |
| 出口 | 売却。誰にいくらで売れるか |
先に結論
- 会社を比べるときは、同じ7項目を同じ順番で聞きます。会社ごとに説明の順番や強調点が違うので、そろえないと比べられません。
- 一番大きな差は「仕入れ・転売型か、仲介型か」。前者は会社の利益が物件価格に含まれ、後者は手数料として見えます。どちらが良い悪いではなく、総額でいくら払うかを比べます。
- 「節税」を前面に出す説明には注意してください。個人の減価償却による損益通算は2021年分以降できません(税金 総まとめ)。
比較の7項目
1. 取引の形(仕入れ・転売か、仲介か)
会社が自ら物件を買って販売する場合、販売価格に会社の利益が含まれます。仲介の場合は手数料が別途かかります。同じ物件を第三者が査定したらいくらか(鑑定評価や近隣の成約事例)を出してもらい、販売価格との差を見ます。
2. 費用の総額
物件価格、仲介・販売手数料、クロージング費用、初期の修繕、管理の初期費用、送金手数料。購入時に払う合計と、毎年払う合計を表にしてもらいます。
3. 管理体制
現地に自社の管理会社があるか、提携先か。管理料(家賃の何%か)、空室時の費用、修繕の見積もりと承認の流れ、報告の頻度。日本語で毎月の収支報告が来るか。
4. 実際の入居と家賃の実績
想定家賃ではなく、同じ会社が販売した過去の物件の実際の入居率と家賃。開示できない会社は、数字で判断できないということです。
5. 売却のサポートと出口
売るときに、その会社が買い戻すのか、現地市場で売るのか、手数料はいくらか。過去に売却した投資家の実際の売却価格と期間を聞きます。
6. 融資と送金
現地ローンの紹介があるか、条件(頭金・金利・期間)、日本の銀行の海外不動産ローンとの比較。送金手続きの支援。
7. 税務の説明の仕方
税務は税理士の領域です。会社が「節税できる」と断定していないか、提携税理士の説明が受けられるか、2020年度改正後の扱いを正しく説明しているか。
質問リスト(面談で使う)
- 御社は物件を仕入れて販売していますか、仲介ですか?
- その物件の第三者の評価額(または近隣の成約事例)はいくらですか?
- 購入時と毎年の費用の総額を表にしてもらえますか?
- 過去に販売した物件の入居率と家賃の実績を見せてもらえますか?
- 売却時のサポート内容と手数料、過去の売却事例を教えてください。
- 管理報告は日本語で、どの頻度で届きますか?
- 税務の説明は誰がしますか?
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よくある質問
大手なら安心ですか?
会社の規模は倒産や連絡不通のリスクを下げますが、物件の価格や手数料が有利かどうかとは別の問題です。仕入れ価格と販売価格の差、管理の実態、売却時のサポートを個別に確認してください。
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