フィリピンで中古コンドを買うときの流れ:権利証(CCT)の確認、税と費用の分担、登記
新築プレビルドではなく、完成済みの中古コンドを買うときの手順です。権利証(CCT)と抵当の確認、外国人枠の確認、売買契約、費用(キャピタルゲイン税、印紙税、登記費用)の分担、名義変更までを整理します。
執筆 編集部

この記事で出てくる言葉
| 言葉 | ざっくりいうと |
|---|---|
| CCT | コンドミニアムの権利証(Condominium Certificate of Title) |
| 抵当(モーゲージ) | 売主がローンの担保にしていること。権利証に記載される |
| キャピタルゲイン税 | 売主が払う売却益に対する税(売却価格または評価額の6%が原則) |
| 印紙税(DST) | 売買契約にかかる税(1.5%) |
先に結論
- 中古は権利証(CCT)が発行済みで、家賃と入居率の実績が見える。判断材料が新築より多い。
- 買う前に、CCTの原本照合、抵当の有無、管理費の未払い、外国人枠の4つを確認する。
- 費用の分担は慣行があるが、契約で決める。売主負担の税を買主が持つ条件で価格が下がっている案件もある。
手順
- 物件の確認:CCTの写しを取得し、登記庁で原本と照合。所有者名、面積、抵当・差押えの有無。
- 管理組合への確認:管理費の未払いがないか、外国人枠(40%)の残り、修繕計画。
- 家賃の実績:賃貸中なら契約書と入金の記録。空室なら同じ建物の成約家賃。
- 売買契約:価格、費用の分担、引き渡し日、家具の扱い、手付金。
- 税の納付と証明:売主のキャピタルゲイン税、印紙税などを納め、内国歳入庁の証明(CAR)を取得。
- 名義変更:登記庁で新しいCCTを買主名義で発行。市の固定資産税の名義も変更。
費用(原則。契約で変わる)
| 項目 | 目安 | 負担(慣行) |
|---|---|---|
| キャピタルゲイン税 | 6% | 売主 |
| 印紙税 | 1.5% | 買主 |
| 移転税 | 0.5〜0.75% | 買主 |
| 登記費用 | 数千〜数万ペソ | 買主 |
| 仲介手数料 | 3〜5% | 売主 |
引き渡し後
管理費の支払い、賃貸に出す場合の管理会社との契約、家賃の受け取り口座(貸すときの実務)。日本での申告も忘れずに。
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よくある質問
中古と新築、どちらが安全ですか?
中古は権利証(CCT)が発行済みで、実際の家賃や入居率の実績が見える点で判断材料が多いです。一方で築年・管理状態・管理費の未払いを確認する必要があります。新築は竣工遅延と空室のリスクが中心です。
出典・参考
- Bureau of Internal Revenue(フィリピン内国歳入庁)— 不動産取引に関する税(2026-09-23 参照)
- Land Registration Authority(登記庁)— 権利証の照合(2026-09-23 参照)
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