米住宅ローンの融資基準、9月はやや厳しく(MBA)
執筆 編集部

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米国の住宅ローン業界の団体である米抵当銀行協会(MBA)は2026年10月9日、9月の「住宅ローンの借りやすさの指数(Mortgage Credit Availability Index、MCAI)」を公表しました。指数は107.1で、前月から0.2%下がっています。指数が下がるのは、貸し手の審査の基準が厳しくなったことを表します。
発表の内容
MCAI は、95を超える貸し手・投資家の審査の条件(信用スコア、ローンの種類、物件価格に対する借入の割合など)を、ICE Mortgage Technology のデータから MBA が独自の式でまとめた指数です。2012年3月を100としています。
| 指数 | 9月の変化 |
|---|---|
| 全体(MCAI) | 0.2%低下(107.1) |
| 政府機関の後ろ盾のないローン(コンベンショナル) | 0.4%低下 |
| うち上限額を超える大口のローン(ジャンボ) | 0.3%低下 |
| うち政府系機関の買い取り基準に合うローン(コンフォーミング) | 0.2%低下 |
| 政府機関の保険などの後ろ盾があるローン(FHA など) | 横ばい |
MBA の発表による。指数の水準は全体のみ公表文に記載があり、内訳は変化率のみ。
MBA の副チーフエコノミストは、引き下げの理由として、貸し手が政府機関の後ろ盾のないローンで書類の条件を厳しくしたこと、借り換えで現金を引き出すローン(キャッシュアウト・リファイナンス)と投資用の住宅の購入向けのローンの取り扱いを減らしたことを挙げています。ジャンボの指数は2か月続けて下がりました。一方、政府系機関の基準によらない貸し手のローン(ノン・エージェンシー)の増加が、この分野を支えているとも述べています。
投資家にとっての意味(編集部)
- 投資用の物件を借入で買う人にとって、取り扱いの減少は直接の話です。今回の発表は、投資用の購入向けのローンが減ったことを名指しで理由に挙げています。指数全体の変化は0.2%と小さく、個々の貸し手の条件がどれだけ変わったかはこの指数からは分かりません。借りられるかどうかと条件は、貸し手ごとに確かめる必要があります。
- 金利の上昇と重なっています。フレディマックの調査では、10月8日時点の30年固定の平均は7.40%でした(10月8日の金利)。金利の指標の違いは米国の住宅ローン金利の4つの指標にまとめています。
- 指数は米国全体の平均的な動きです。日本に住む人が米国で借りられるローンは、扱う貸し手や条件が限られ、この指数の動きとは別に決まります。購入の資金計画は、借入ができない場合も含めて考えておくと、条件が変わったときに慌てずに済みます(自分で用意するお金の目安)。
出典
- Mortgage Bankers Association「MBA: Mortgage Credit Availability Decreased in September」(2026年10月9日)。MBA Newslink に掲載された発表文で確認しました。
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補足情報
米抵当銀行協会(MBA)が2026年10月9日に公表した9月の住宅ローンの借りやすさの指数(MCAI)は107.1で、前月から0.2%下がりました。貸し手が投資用の物件の購入向けや、借り換えで現金を引き出すローンの取り扱いを減らしたことが理由として挙げられています。
出典・参考