インドネシア中央銀行が政策金利を5.75%で据え置き(9月22〜23日の会合)。8月の物価上昇率は3.19%、ルピアは1ドル=17,855ルピア
インドネシア中央銀行(バンク・インドネシア)は2026年9月22〜23日の理事会で、政策金利(BIレート)を5.75%のまま据え置くと発表しました。預金ファシリティ金利4.75%・貸出ファシリティ金利6.50%も据え置きです。発表の要点(物価・ルピア・成長率・銀行の貸出)と、バリ島やジャカルタの物件を持つ人・検討している人にとっての意味を短く整理します。
執筆 編集部

この記事は、インドネシア中央銀行(バンク・インドネシア)の発表(一次情報)を要約したものです。
インドネシアの中央銀行であるバンク・インドネシア(BI)は2026年9月23日、同月22〜23日に開いた理事会で、政策金利であるBIレート(中央銀行が金融政策の目安にする金利)を5.75%のまま据え置くと発表しました。あわせて、預金ファシリティ金利(銀行が中央銀行にお金を預けるときの金利)を4.75%、貸出ファシリティ金利(銀行が中央銀行から借りるときの金利)を6.50%で据え置いています。
発表の内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| BIレート | 5.75%(据え置き) |
| 預金ファシリティ金利 | 4.75%(据え置き) |
| 貸出ファシリティ金利 | 6.50%(据え置き) |
| 物価上昇率(2026年8月、前年同月比) | 3.19% |
| うち食品など値動きの大きい品目 | 4.06% |
| うち基調(コア)の物価 | 2.92% |
| ルピアの相場 | 2026年9月22日に1ドル=17,855ルピア。8月末より0.78%のルピア安 |
| 経済成長率の見通し(2026年) | 4.9〜5.7%の範囲 |
| 銀行の貸出の伸び(2026年8月、前年同月比) | 13.65%。2026年の見通しは8〜12%の範囲 |
発表文では、ルピアの安定と物価の管理、経済の成長の釣り合いをとる判断として説明されています。今回の発表文には、住宅ローンの頭金の割合(LTV、物件価格に対する借入の割合)など不動産に絞った措置の変更は書かれていません。
投資家にとっての意味(編集部)
- 外国人の買い方は現金が中心:インドネシアで外国人が物件を持つ形は使用権(ハク・パカイ)や長期の賃借が中心で(外国人が持てる権利の形)、現地の住宅ローンを使う場面は多くありません。政策金利の影響は、買い手となる現地の人のローンの負担を通じて、売るときの需要に表れることがあります。
- ルピアの動きは円に直して見る:バリ島のヴィラの宿泊料をドルで受け取るか、ルピアで受け取るかで、為替の影響の出方が変わります。電気代などの経費はルピアで払います(バリ島のヴィラの電気・水・ネットの契約)。受け取りと支払いの通貨をそろえて、円に直した手取りで見ると、ルピアの動きの影響がわかりやすくなります(円で考える損益)。
- 物価の上昇は管理費と修繕費に:物価の上昇は、管理会社の手数料や修繕の費用の見直しにつながることがあります。毎年の費用の見積もりを、物価の動きとあわせて確かめておきます(ヴィラの維持管理)。金利や為替の先行きは誰にもわからないため、特定の見通しに頼った判断は避けます。
出典
- Bank Indonesia「BI-Rate Held at 5.75%: Strengthening Stability, Supporting Economic Growth」(2026年9月23日)
- 関連記事:米国の政策金利の引き上げ(9月16日)、インドネシアの不動産投資ガイド
出典・参考
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