CMAとは:近くの似た物件の成約価格から、売り値・買い値の目安を出す比較市場分析
CMA(Comparative Market Analysis、比較市場分析)は、近くの似た物件の成約価格や売り出し中の価格を並べて、物件の価格の目安を出す資料です。エージェントが作ることが多く、購入時の価格交渉や売り出し価格の設定に使います。見方と注意点を説明します。
執筆 編集部

定義
CMA(Comparative Market Analysis、比較市場分析)は、対象の物件と場所・広さ・築年・間取りが近い物件の成約価格を並べ、価格の目安を出す資料です。米国・ハワイではエージェントがMLSのデータから作ることが一般的です。
銀行の鑑定(アプレイザル)とは別物で、公式の評価ではありません。
中身
| 区分 | 使い方 |
|---|---|
| 成約済み(直近3〜6か月) | 価格の根拠の中心 |
| 売り出し中 | 競合。買い手が比べる物件 |
| 契約中 | 近いうちに成約する価格の手がかり |
| 売れずに取り下げ | 高すぎた価格の手がかり |
違い(階数、眺望、改装の有無、駐車場)は、価格を足し引きして調整します。
投資家に関係する点
- 買うとき:提示価格が、近くの成約価格と比べて高すぎないかを見ます。自分のエージェントにCMAを頼みます。
- 売るとき:売り出し価格の根拠になります。高すぎると売れ残り、DOM(売り出し期間)が長くなります。
- 比較物件の選び方で結果が変わります。都合の良い物件だけが並んでいないか確かめます。
- 米国以外では、ドバイの土地局の取引データなど、公開された成約記録で同じ考え方ができます。