鑑定(アプレイザル・バリュエーション)とは:銀行が融資の前に行う物件の評価。購入価格より低く出たとき
鑑定(アプレイザル、バリュエーション)は、ローンを出す銀行が、担保となる物件の価値を鑑定士に評価させるものです。借りられる金額は鑑定額をもとに決まるため、購入価格より低く出ると自己資金を増やす必要があります。CMAとの違い、鑑定額が低いときの選択肢を説明します。
執筆 編集部

定義
**鑑定(Appraisal/Valuation)**は、ローンを出す銀行が、担保の物件の価値を資格のある鑑定士に評価させるものです。米国ではアプレイザル、ドバイや英国系の国ではバリュエーションと呼ばれます。
近くの似た物件の成約価格、物件の状態、市場の動きをもとに評価します。エージェントが作るCMAと考え方は似ていますが、銀行の融資判断に使う公式の評価です。
投資家に関係する点
- 銀行は購入価格と鑑定額の低い方をもとに、借りられる金額を決めることが多いです(LTVとは)。
- 鑑定額が購入価格より低いと、差額を自己資金で埋める必要が出ます。
例(説明のための数字)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 購入価格 | 5,000万円 |
| 鑑定額 | 4,600万円 |
| LTV 60%で借りられる額 | 4,600万円×60%=2,760万円 |
| 必要な自己資金(諸費用前) | 2,240万円(鑑定額どおりなら2,000万円) |
鑑定額が低いときの選択肢
- 売主と価格を交渉する(鑑定額を根拠に)。
- 自己資金を増やす。
- 契約に**鑑定の条件(アプレイザル・コンティンジェンシー)**があれば、契約を解除できる場合がある(米国)。
- 別の銀行で鑑定を受ける(費用と時間がかかる)。