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解説ドバイ

ドバイ不動産投資の始め方:外国人が買える物件・購入の流れ・費用

ドバイで外国人が完全所有できるのはフリーホールド指定区域の物件です。予約からドバイ土地局での登記までの流れ、4%の登録料をはじめとする費用、送金、ビザとの関係を、公式情報に基づいて整理します。

執筆 編集部

買主から預かったお金・書類を、第三者のエスクローが条件確認後に売主へ渡す流れの概念図

買主 → 第三者(エスクロー) → 売主。お金・書類を預かり、条件を確認して受け渡します。

エスクローの役割を簡略化した概念図。実際の手続き・条件は地域や契約によって異なります / AI生成イラスト図を大きく見る ↗

結論を先に

  • 外国人が完全所有できるのはフリーホールド指定区域の物件です。ダウンタウン、マリーナ、パーム・ジュメイラ、ビジネスベイなど主要エリアの多くが該当します。
  • 購入の流れは「予約(MOU/予約金)→ 売主の抵当解除・NOC取得 → ドバイ土地局での名義変更・登記」。中古で数週間、新築(オフプラン)は引き渡しまで数年です。
  • 費用は物件価格の6〜7%前後を見込みます。中心はドバイ土地局の登録料4%です。
  • 現地には所得税・キャピタルゲイン税・固定資産税がありません。ただし日本の居住者は日本で課税されます。日本側の扱いは海外不動産の税金の全体像で説明しています。個別の判断は税理士にご相談ください。

外国人が買える物件

ドバイでは2002年以降、フリーホールド(Freehold)に指定された区域で外国人が土地と建物を完全所有できます。それ以外の区域は原則として最長99年のリースホールド(Leasehold)です。物件を検討するときは、まず所在エリアがフリーホールド区域かを確認してください。ドバイ土地局のサービスや公式アプリ Dubai REST で、物件・区域・取引履歴を確認できます。

物件の種類は大きく3つです。

種類特徴注意点
完成済み(レディ)すぐに賃貸・居住できる。取引履歴と実勢価格が確認しやすい築年と管理状態、サービスチャージの水準
建設中(オフプラン/プレビルド)分割払いで購入。完成後の値上がりを狙う買い方竣工遅延・仕様変更のリスク。エスクロー口座の有無を確認
土地開発目的。個人投資家には一般的でない用途規制と開発義務

購入の流れ

  1. エージェント選び:ドバイの不動産仲介は RERA(不動産規制庁)への登録が必要です。担当者の登録番号(BRN)を確認します。
  2. 物件の確認:区域(フリーホールドか)、権利証(Title Deed)、サービスチャージ、賃貸中なら賃貸契約の内容。
  3. 予約(MOU/Form F):売買条件を合意し、通常は物件価格の10%程度を預けます。
  4. 抵当の解除と NOC:売主にローンが残っていれば解除し、デベロッパーから譲渡同意書(NOC)を取得します。
  5. 名義変更・登記:ドバイ土地局(または登録トラスティ事務所)で名義変更し、登録料4%を支払います。新しい権利証が発行されます。

オフプランの場合は、デベロッパーとの売買契約(SPA)と、購入代金がデベロッパーの資金と分離管理されるエスクロー口座への支払いが基本です。エスクローを通さない支払いを求められたら、その時点で立ち止まってください。

費用の目安

項目目安備考
ドバイ土地局 登録料物件価格の4%売主・買主の負担割合は交渉。実務では買主負担が多い
仲介手数料2%程度会社により異なる
登記事務・トラスティ手数料数千AED固定額
抵当登録料(ローン利用時)借入額の0.25%現地ローンの場合
サービスチャージ年間、㎡あたりで設定建物ごとに大きく異なる。購入前に確認する

為替は米ドル固定(1USD=3.6725AED)のため、日本円で見た価格はドル円レートで動きます。円建ての投資額を考えるときは、購入時と売却時の為替を分けて考えてください。

ローンと送金

現地銀行の非居住者向けローンは、頭金が50%前後求められることが一般的で、日本の住宅ローンのような条件ではありません。日本国内では、国内不動産を担保にする海外不動産ローンを扱う銀行があります。送金は日本の銀行からの外国送金となり、目的の申告と資金の出所の説明が求められます。

ビザとの関係

一定額以上の不動産を保有すると、長期居住ビザ(ゴールデンビザ)の申請要件を満たす場合があります。金額要件や物件の条件は変更されるため、最新の条件は UAE 政府の公式情報で確認してください。ビザ取得を主目的にする場合は、不動産の投資判断とは分けて考えることを勧めます。

日本側の税金(要点のみ)

現地に所得税や固定資産税がなくても、日本の居住者は賃料収入を不動産所得として、売却益を譲渡所得として日本で申告します。国外財産調書の提出義務が生じる場合もあります。詳しくは海外不動産の税金の全体像で説明しています。個別の判断は税理士にご相談ください。

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よくある質問

ドバイの不動産は外国人でも本当に所有できますか?

はい。2002年の法令以降、フリーホールド指定区域では外国人が土地・建物を完全所有できます。指定区域外は原則として99年以内のリースホールド(借地権)です。

購入時にかかる費用はいくらですか?

主なものはドバイ土地局の登録料(物件価格の4%)、仲介手数料(一般に2%程度)、登記事務手数料などです。物件価格に対して合計で6〜7%程度を見込むのが一般的ですが、案件により異なります。

不動産を買えば居住ビザが取れますか?

一定額以上の不動産保有は長期居住ビザ(ゴールデンビザ)の申請要件の一つになり得ます。金額要件や条件は変更されることがあるため、UAE政府の公式情報で最新の条件を確認してください。

出典・参考

  1. Dubai Land Department(ドバイ土地局)公式サイト(2026-09-22 参照)
  2. Dubai REST(DLD公式アプリ・取引データ)(2026-09-22 参照)
  3. UAE政府ポータル:Golden Visa(2026-09-22 参照)

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