米国の9月消費者物価、住居費は0.4%上昇
執筆 編集部

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発表の内容
米労働統計局(BLS)は10月14日、2026年9月の消費者物価指数(CPI)が前月より0.6%上昇したと発表しました。住居費は0.4%上昇。一方、その内訳の家賃は0.2%上昇で、総合指数や住居費全体とは動きが異なります。
| 項目 | 9月の前月比 | 9月の前年同月比 |
|---|---|---|
| 総合 | 0.6%上昇 | 3.7%上昇 |
| 食品・エネルギーを除く総合 | 0.3%上昇 | 2.6%上昇 |
| 住居費 | 0.4%上昇 | 3.2%上昇 |
出典:BLSの9月発表、表A。都市部の消費者を対象とするCPI-Uです。前月比は季節調整(毎年の季節的な動きをならす処理)済み、前年同月比は季節調整なし。
ガソリンは前月比9.1%上昇し、BLSは総合指数の月間上昇の半分以上を占めたと説明しています。今回の総合指数の上昇を、そのまま住宅の家賃上昇と読むことはできません。
住居費と家賃の違い
住居費には、借家の家賃に加え、持ち家を借りたと仮定した住居サービスの費用である帰属家賃などが含まれます。9月の帰属家賃は前月比0.3%上昇でした。持ち家の売買価格や所有者のローン返済額を測った値ではありません。
また、CPIの家賃は、新しく入居した人だけの家賃ではありません。契約更新や契約期間中の家賃も対象です。BLSの測定方法にある対象の違いが、募集広告の家賃と統計が一致しない理由の一つです。
投資家にとっての意味
以下は編集部の見方です。
- 募集家賃を検討する際は、CPIの上昇率を機械的に上乗せせず、同じ地区・間取り・家具条件の成約を確認します。
- 住宅の売却価格を調べる場合は、住宅価格の3つの統計を分けて読みます。CPIは資産としての住宅価格を含みません。
- 賃貸の収支は家賃と費用の両方に左右されます。所有者への送金額は管理会社の月次報告と請求書で照合します。
自分で確かめる方法
BLSの9月CPI発表で、全体は「Table A」、住居費の内訳は「All items less food and energy」の本文を確認します。「Shelter」が住居費、「Rent」が家賃、「Owners’ equivalent rent」が帰属家賃です。前月比と前年同月比の欄を混ぜないようにします。
出典と対象期間
本記事はBLSの一次情報の要約です。対象は2026年9月、公表は10月14日、参照日は10月15日。BLSのFAQも確認し、消費の価格と不動産の売買価格を区別しています。
本記事は情報提供を目的としており、個別の物件の購入・売却を勧めるものではありません。
よくある質問
住居費の上昇は住宅価格の上昇ですか?
違います。CPIは暮らしに必要な財・サービスの価格変化を測るもので、住宅の売買価格の指数ではありません。
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補足情報
2026年9月の米消費者物価は前月比0.6%上昇。住居費は0.4%、家賃は0.2%上がりました。住宅の売買価格や新規募集家賃とは異なる統計です。
出典・参考
- BLS:Consumer Price Index — September 2026、10月14日公表(2026-10-15 参照)
- BLS:Rent and Rental Equivalence、住居費の測定方法(2026-10-15 参照)
- BLS:Consumer Price Index Frequently Asked Questions(2026-10-15 参照)