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ニュースマレーシア

マレーシアの9月建築資材価格、材料で異なる動き

執筆 編集部

建物模型と資料を広げ、虫眼鏡で情報を確かめる様子のイラスト
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発表の内容

マレーシア統計局(DOSM)が10月12日に公表した9月の建築資材価格では、セメントと鋼材の動きが分かれました。工事費を考える際に「資材が一律に値上がりした」とは読めない結果です。

下表は、材料の単価の動きを示す指数の変化率です。工事一式の費用や住宅の販売価格ではありません。

材料・地域2026年9月の前月比前年同月比
セメント:セランゴール・クアラルンプール・マラッカ・ヌグリスンビランの集計地域+1.9%+7.4%
鋼材:ジョホール−1.6%+4.8%

出典:DOSMの9月分発表、1〜2ページ。最初の行は複数の州・連邦直轄領をまとめた地域区分です。

ジョホールの鋼材は、8月より下がった一方、前年9月より高い水準でした。前月比の低下を「前年より工事が安くなる」と読み替えることはできません。

修繕の見積もりとの比べ方

以下は統計を踏まえた編集部の確認方法です。

見積もりが前回より高ければ、材料の種類・数量・単価、人件費、運搬費、撤去費を分けてもらいます。材料の変更や工事範囲の追加があると、合計だけでは値上がりの理由が分かりません。指数の対象月と見積書の日付もそろえます。

集合住宅の共用部では、管理側が発注する工事の内容と費用を確認します。マレーシアの管理組織と管理費で説明する書類と、工事の明細を照らし合わせる方法があります。ただし、資材価格の上昇率をそのまま各住戸の負担増に掛ける計算はできません。

住宅の販売価格を調べたい場合は、対象が異なるマレーシア住宅価格指数を使います。資材価格だけから、住宅の値上がりや売却額を予測する資料ではありません。

自分で確かめる方法

DOSMの公表予定表で、10月12日の「Special Release 2 — For Building and Structural Works, September 2026」を探します。半島部とサバ・サラワクの刊行物が分かれているため、建物所在地に合う資料を選びます。

発表本文では「Unit Price Index」の材料・地域を確認し、「month-on-month」と「year-on-year」を分けて読みます。前者が前月比、後者が前年同月比です。8月分の発表と比較する場合も、材料と地域の区分をそろえます。

出典と対象範囲

当局の一次情報を要約した記事です。対象月は2026年9月、公表日は10月12日。本文の数値は材料別の価格指数の変化率に限定しています。指数、通貨建ての平均価格、建物種類別の建築資材費指数は別の項目です。

本記事は情報提供を目的としています。個別工事の適正価格や、住宅の購入・売却の適否を判断するものではありません。

よくある質問

鋼材の指数が下がると修繕の見積もりも下がりますか?

この統計だけでは分かりません。工事には他の材料、人件費、運搬費などが含まれます。施工範囲と数量をそろえた見積書で確かめます。

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補足情報

マレーシア統計局の2026年9月資料では、対象地域のセメント価格指数が前月より上昇し、鋼材は低下しました。地域と比較期間をそろえて、工事の見積もりを読むための統計です。

出典・参考

  1. DOSM:Building Cost Index, September 2026(10月12日公表、1ページ)(2026-10-14 参照)
  2. DOSM:Building Cost Index, August 2026(前月の発表)(2026-10-14 参照)
  3. DOSM:Advance Release Calendar(9月分の公表日と地域別刊行物)(2026-10-14 参照)