ジョイントテナンシーとは:共有者の一人が亡くなると残りの共有者に権利が移る、米国の共有の形
ジョイントテナンシー(生存者権付き共有)は、米国などで使われる共有の形で、共有者の一人が亡くなると、その持分が自動的に残りの共有者に移ります。プロベート(裁判所の相続手続き)を避けられる一方、遺言で持分を他の人に残せない、日本の相続税・贈与税との関係などの注意点を説明します。
執筆 編集部

定義
**ジョイントテナンシー(Joint Tenancy with Right of Survivorship、生存者権付き共有)**は、複数人で不動産を持つ共有の形の一つです。共有者の一人が亡くなると、その持分は自動的に残りの共有者に移ります。
他の共有の形との違い
| 形 | 一人が亡くなったとき | 持分の割合 |
|---|---|---|
| ジョイントテナンシー | 残りの共有者に自動で移る | 均等 |
| テナンシー・イン・コモン | 持分は相続の対象(遺言・相続人へ) | 自由に決められる |
| テナンシー・バイ・ジ・エンティアティ | 夫婦のみ。残った配偶者に移る(州による) | 夫婦で一体 |
投資家に関係する点
- 一人目が亡くなったときにプロベート(裁判所の手続き)を避けられることが、使われる主な理由です(プロベートとは)。
- 遺言で持分を他の人に残すことはできません。最後に残った共有者が亡くなると、その人の財産としてプロベートの対象になります。
- 日本の税:残った共有者に移った持分は、日本の相続税の対象になりえます。また、出資の割合と持分がずれると贈与税の問題になることがあります(夫婦の共有名義)。
- 共有の形は**登記の証書(ディード)**に書かれます。購入時にエスクロー会社・弁護士と決めます。