KYC・AML(本人確認と資金の出どころの確認)とは:海外不動産を買うときに求められる書類
KYC(顧客確認)とAML(マネーロンダリング対策)は、銀行や不動産業者が買主の本人確認と資金の出どころの確認を行う手続きです。海外不動産の購入では、パスポート、住所証明、資金の出どころを示す書類の提出を求められます。何を用意するか、なぜ求められるかを説明します。
執筆 編集部

定義
**KYC(Know Your Customer、顧客確認)**は取引相手の本人確認、**AML(Anti-Money Laundering、マネーロンダリング対策)**は資金の出どころの確認を含む一連の手続きです。銀行、不動産業者、登記機関、弁護士が法令に基づいて行います。海外不動産の購入・送金では、避けて通れない手続きです。
投資家に関係する点
- 時間がかかる:書類の不備で送金や登記が止まると、支払い期限に遅れることがある。契約前から準備する。
- 資金の出どころを説明できる書類が必要:給与明細、源泉徴収票、確定申告書、預金通帳の履歴、不動産の売却契約書、相続の書類など。
- ドバイのように現金や暗号資産での購入に規制がある国では、業者側の確認も厳しい(暗号資産での購入)。
- 正当な手続きです。「書類なしで買える」「確認なしで送金できる」という話は、それ自体が注意信号。
一般に求められる書類
| 種類 | 例 |
|---|---|
| 本人確認 | パスポート(有効期限内)、場合により運転免許証 |
| 住所証明 | 公共料金の請求書、住民票(英訳) |
| 資金の出どころ | 給与明細・源泉徴収票、確定申告書、預金の履歴、売却・相続の書類 |
| 送金の目的 | 売買契約書、請求書 |
英訳や認証が求められることがあります。